当社は川崎汽船グループの中核企業として、船舶の保有と配乗・管理を担い、
安全運航と環境保全を尽くしてグループと社会に貢献します。
当社は大正6年(1917年)、弱冠29歳の石田貞二とその信念をひとつにする若者たちにより神戸の地に設立した「太洋海運株式会社」を源流とします。その会社設立の志は、当時の外航貨物輸送が事実上欧米列強諸国に牛耳られていた状況を変えようとするもので、第一次世界大戦さなかにあって「目下の大戦景気に浮かれることなく、戦争終結前に日本人による日本貨物の輸送を確立しておかねば千歳の悔いを残す。日本貨物は日本船によって日本人の手で輸送し、さらには三国間輸送にも進出し、やがて五太洋に社旗を翻さん。」として設立されました。
第二次世界大戦によって保有する船舶は壊滅的な被害を受けたものの残った2隻の所有船をもとに再建を果たし、昭和39年(1964年)には政府主導の海運集約により川崎汽船グループに参加し今日に至っております。
当社は百年を超える歴史と伝統のもと、神戸を本社としてフィリピン、ドイツに海外拠点を有し、高い技術と信頼で安全運航と環境保全を実現する、高品質な船舶管理を提供します。そのためには特に船員教育に力を入れており、川崎汽船と連携してマニラに設立したケイライン・マリタイム・アカデミーやブルガリア海事大学校での船員教育訓練に協賛するなど、高度に教育された優秀な船員を確保し育成しています。
当社はこれからも時代を見据えた安全で環境に配慮した高品質な輸送サービスを提供できるよう最善を尽くしてまいります。
ケイラインローローバルクシップマネージメント株式会社
代表取締役社長 門野 英二